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2018.02.13ブログ

新たなサークルを立ち上げました!

昨年から今年の1月までに、新たに3つのギターサークルを立ち上げました。立ち上げ順に、
文京ギターサークル・ソフィア(「文京」にちなんで「智」を意味するsophiaにしました。練習場所/文京シビックセンター)
牛久ギターサークル・すばる(牛久なので牛にちなんだ名前は?ということで星座の牡牛座を調べていてプレアデスの和名である「すばる」としました。6つの星から成るすばるは「統る」「団結する」という意味があるのでメンバーの連帯にも良い名前だと思います。練習場所/牛久市中央生涯学習センター)
三郷ギターサークル・トワヴィラージュ(トワヴィラージュのトワはフランス語の3 Troiです。日本語表記では「トロワ」とすることが多いですが、原語の発音に近い「トワ」にしました。そして「トワ」は日本語の「永遠」につながので!末永く続けていけるようにという思いも込めました。はじめトワだけの名前でしたが、やっぱりちょっと物足りない、、、ということで同じくフランス語で「里」=ヴィラージュを加えて「トワヴィラージュ」そのまま「三郷」です。厳密には「郷」はcantonですが、響きの良さでヴィラージュになりました。練習場所/瑞沼生涯学習センター) それぞれ市民企画講座として開催したギター講座の修了生を中心にしたメンバーからなります。
どのサークルも平均年齢は団塊の世代の年齢ですが、文京は女性陣が多く学生時代にギター部で合奏をしていたという方と、全くの初心者の方もいます。牛久は昔ちょっと弾いたことがあるという方と、初めてギターに触るという方、こちらは男性が多いです。三郷も同じく経験者と初心者が一緒に楽しく練習しています。男女比は同じです。
それぞれ2時間の練習のうち前半は基礎練習といろいろな弾き方の練習をして、後半は唱歌、映画音楽、ポピュラー、など
皆さんで楽しめるような曲を選んで合奏の練習をしています。
各地でギター講座を企画して募集をかけたところ大勢の方の反応があって、「ギターを弾いてみたい人は大勢いるのだ」ということを確認できて嬉しかったです。かつてのギターブームは'60年代でしょうか。当時はビートルズを筆頭にエレキギター、学生運動とフォークギター、そして映画「禁じられた遊び」とクラシックギター、古賀政男と演歌のギターもありました。
様々なジャンルでギターが愛好されたのですね。ちなみに私は10歳の時に聴いたベンチャーズのテケテケに憧れて、お年玉を握りしめて「エレキギター」を町の楽器屋さんに買いに行ったのですが、アンプが無いと音が出ない!何とギターよりアンプの方が高くて予算オーバー。これなら買えるよと言われて手にしたのがクラシックギターでした。アンプまで買える予算を持ち合わせていなかったことが、私のクラシックギターとの「運命的!!!」な出会いとなったわけです。
「まあ良いか」と買ってきてフォークギターの月刊誌の付録楽譜を見ながらポロポロ弾き始めましたが、たまたま禁じられた遊びの特集が載っていて、弾き方の解説をあれこれ試しているうちに弾けるようになって、もうギターの虜になってしまったのですね。そんなギター世代の我々も次の若い世代に伝えていかなければと思います。現在30歳代、40歳代の現役世代は仕事で忙しいところでしょうが、是非趣味としてギターを弾いていただきたいものです。仕事帰りや休日の時間を利用してギターを弾いたりして、気分転換!癒しの時間を持てたならばずいぶんと贅沢な充電のひと時になるでしょう。
そして団塊の世代(ギター世代)のお孫さんたちが、これからのギター界を担う大きな存在です。今は小型のギターもあるので4・5歳から始められます。音楽の習い事の楽器選びにピアノやヴァイオリンと並んでギターが選択枝の一つになってきました。手頃で親しみやすく、様々なジャンルに対応できてピアノと同じく和音を鳴らせるという機能もさることながら、「左右の指で直接弦に触れて音を作る」という作業が、子どもたちの豊かな情操と感受性を育てるのに大いに役立つ楽器と思います。ギターを始めるに当たっては、独学ではどうしても「勘」にたよった弾き方になってしまいます。教則本などを買ってきて練習しても、どのように指を動かすのか、どのような感覚で弦をはじくのかまでは分りません。ギターを習いに行ってもギターが弾けるというところからレッスンが始まって、すぐに音階練習や曲の練習をやっても、無理が生じて「ギターは難しい」となってしまうことが多いのです。
石井 弘ギタースタジオでは、まずは指の動かし方と弦の感触を意識するところから始まり、こころとからだを緩めることを徹底します。人間の指や手首の仕組み、からだのバランスとこころの仕組みを意識した練習をします。そして簡単に弾ける1弦だけの練習から始まり、順次2.3.4弦・・と弦の数を増やしていきます。まずは開放弦で練習して、和音やアルペジオも一つの簡単に弾けるかたちを細胞分裂するように、少しずつ弦の数を増やしたり、指使いを変えたりして覚えていきます。
一般に初心者が入門一か月くらいで練習する5弦のドからの音階練習は絶対に!?やりません。「素人にいきなり綱渡りをさせるようなもの」と言えば分かりやすいと思いますが、この練習はギターの練習を積み重ねて指のバランスとこころのバランスを意識できるようになってから取り組むべきものなのです。このように難しい弾き方は一切しません。「当たり前に簡単に弾ける」という練習をして、まずは「ギターが弾けた」という喜びを味わっていただきます。そしてその当たり前に簡単に弾ける練習の形を少しずつ変えたり、パターンを増やしたりしながら、いつの間にか弾けるようになっているという練習方法をしています。
音符が読めなくても全く問題ありません。それでも練習の時は今練習しているところの音符を必ず見ながら弾くようにしていただいています。音符を「風景」のように眺めながらで良いのです。いつの間にか何度も出てくる音符は見覚えがあるぞ、この音符はこの音だなというのが分ってきます。そんなペースで練習します。
新たに始まったサークルの生徒さんたちも、スタジオに個人レッスンに通っている生徒さんも、レッスンの最初にやる練習は
「緩めて!」「弦の感触を意識して!」から始まります。そんなレッスンに興味がありましたら是非一緒に練習しませんか?
お気軽にお問い合わせください。
石井弘ギタースタジオ